若林金物店。
日本各地の近代建築探訪など
旧室蘭駅(明治45年築)。現在、室蘭観光協会として転用されています。
山形屋百貨店本店(平成10年改装)。この建物は、大正5年当時の姿を復元したレプリカ建築なのですが、とても良い出来で、本当に力が入っています。
http://www.yamakataya.co.jp/kaisya/top.htm
宮崎銀行鹿児島支店。昭和20年代の建物ではないかと思います。1階の天井が高そうです。
NTT鹿児島支店。コーナーのアールの具合が、一連の逓信省建築に類似しています。
豊産業。鹿児島の港と町とのちょうど中間に位置する、事務所建築です。
日本瓦斯本社(昭和6年築)。スクラッチタイル貼りの、アールデコです。
旧鹿児島県庁本館(大正14年築)。平成14年に旧県庁舎の玄関部分のみを曳家して保存。かつては、市庁舎と同じ市電通りに面して建っていました。曳く前の姿も、そして曳いている最中も、小生は見ることができました。ずいぶん長い距離を、そして横方向への移動だけでなく、縦方向への移動もあって、結構大変な曳家でした。
先月書きました朝日新聞連載「まちは生きていく」が、先週終了しました。全22回の連載でした。朝日新聞の編集委員である、松葉一清さんのコラムです。
前回、下関の回まで報告しましたが、その後紹介された記事は次の通りです。
・横浜市山手地区
・長崎県雲仙市
・北海道恵庭市
・大阪府千里ニュータウン
・千葉県佐倉市
・岡山県倉敷市
ここまでで19回でした。そしてこの後、特定の地域だけでなく、まちおこし、地域活性化の理論や実践を行なう人の話になります。
・そこにあるロハス(西郷真理子さん・地域再生プランナー)
・ヨコハマ事始め(田村明・法政大学名誉教授)
・旅の終わりに(小林重敬・横浜国立大大学院教授)
最終回は、大分県別府市でした。「わが国現存最古をうたう大正時代の『竹瓦小路アーケード』」の報告です。
各地の商店街で、アーケードが暗く壊れたままになっており、シャッターが閉ざされています。しかしその一方で、それぞれの工夫で地域を支え、踏ん張り、まちの再生に頑張っている人々のいることが、今回のコラムで数多く報告されました。アイデア次第で、まちが楽しくなっていくということを、小生も信じたいと思います。