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旧西陣電話局が登録抹消

先週8日の官報に、登録文化財の登録抹消の告示が出ておりました。沼津の松本家住宅、京都の旧西陣電話局、神戸の布引ダムです。
ファイル 754-1.jpg
旧西陣電話局

これまでにも、登録文化財の登録抹消は、重要文化財などへのいわゆる「格上げ」にともない行なわれております。登録文化財と重複での指定ができない(らしい)ので、まず登録の抹消が行なわれ、後日、重文など他の指定となる例をいくつか見てきました。「格上げ」以外の理由での自発的な登録抹消は、北海道士別市の旧岡崎医院だけと聞いております(維持困難のため解体)。やむを得ぬ登録抹消は、例えば横手市の旅館平利が火災で全焼し、登録が抹消となっております。

今回の登録抹消は、4月に重文の答申が出されておりますので、重文「格上げ」にともなうものかと思われます。

なお、重文ならば官報にも出ますので、登録抹消の理由も調べやすいのですが、都道府県や市町村の文化財への「格上げ」の場合、なかなか情報が見つかりません。登録抹消が、「格上げ」によるものか解体によるものかと、無用な心配をしないでよいように、ぜひ登録抹消の理由も告示して欲しいものです。

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中尾嘉孝 Eメール 2006年11月07日(火)22時48分 編集・削除

布引貯水池五本松堰堤は18年7月の告示で国指定重文になったことを、先週末現地に張られた金属プレートで
確認してきました。

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