大橋(昭和7年築)。飾り気のないコンクリート橋ですが、欄干のアーチがかろうじて時代の気分を現しています。
日本各地の近代建築探訪など
大橋(昭和7年築)。飾り気のないコンクリート橋ですが、欄干のアーチがかろうじて時代の気分を現しています。
庭田茶店の並びに建つ旧映画館。映画看板の掲げられたであろう、通りに切り立つ壁は、まさに看板建築です。
庭田茶店。とりまさの並びに建つ、トタン板張りの看板建築です。
とりまさ。田名部(現むつ市)の中心街も再開発が進み、この建物の向かい側は、大きな更地が広がっていました。
ゆり整骨院。トタン板で覆われていますが、玄関部分を見ると洋館だとわかります。
前郷のお屋敷町で、少々変わった塀を見つけました。のぞいてみると、派手な飾りの付いたポーチのある建物でした。主屋と別棟の構成は佐々木歯科医院と同じで、別棟は堂々とした洋館です。元々は、やはり旧医院だったのではないかと思われます。
佐々木歯科医院(大正10年築)。旧由利町(現由利本荘市)の城下町、前郷にある城郭のような医院です。正面の主屋、左側の木造3階建の養老閣、裏の文庫蔵、そして庭の小便所が、国の登録文化財に登録されています。
旧大湊ホテル(現鈴木誠作記念館)。タクシーの運転手さんに、大湊の近代建築といえばコレと勧められた建物です。一般非公開の建物で、塀をよじ登って撮影しました。正直なところ、ここに載せるかどうか迷ったのですが、この建物の違和感を多くの方と共有したくて掲載に踏み切りました。まるでCADで描いたままに再現したような彩色の出来です。平成7年の改修で創業時の姿に復元、平成9年にむつ市の有形文化財に指定され、平成19年に経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されました。
大湊第一水源地堰堤(明治42年築)。海軍の水道施設として建設された日本最古のアーチ式ダムで、戦後は大湊町の水源として利用されていました。
旧大湊水交社(大正4年築)。海上自衛隊大湊地方総監部の基地内にあり、現在、北洋館として公開されています。
小嶋商店。木造下見板張の酒屋さんです。以前、恐山へ行くときに立ち寄った田名部の記憶とは、ずいぶん変わっていました。
ハト薬局。土蔵造りの見世蔵です。隣接する住宅には、ちょっと洋館っぽい、アーチ窓やポーチが付いています。
旧公民館か? 下見板張の2階屋が見えたので周囲を回ってみたのですが、全貌がつかめません。この建物の隣には公民館があり、その隣は新しい郵便局がありますので、あるいは旧郵便局かも知れません。
撮影時、この建物の用途がわからなかったのですが、今改めて見直してみると、どうも消防のポンプ小屋のようです。余所で見かけるポンプ小屋に比べ、間口の広い建物です。