頭ヶ島教会。大正8年(1919年)築。鉄川与助の設計施工で、島内の切石積による石造教会。天井は、二重持送りのハンマー・ビーム架構となっており、国指定重要文化財。
日本各地の近代建築探訪など
頭ヶ島教会。大正8年(1919年)築。鉄川与助の設計施工で、島内の切石積による石造教会。天井は、二重持送りのハンマー・ビーム架構となっており、国指定重要文化財。
大曾教会。大正5年(1916年)築。鉄川与助設計施工、柱頭の彫刻は父の与四郎による。ステンドグラスは西ドイツより、煉瓦は早岐より仕入れたものという。
若松・大浦教会。昭和20年代に民家を借り受けて聖堂としたもの。
冷水教会。明治40年(1907年)築。鉄川与助棟梁が27歳で独立し、初めて設計施工した教会。
青砂ヶ浦天主堂。1910年(明治43年)造。国指定重要文化財。鉄川与助棟梁が建てた煉瓦造2棟目の建物。信者の労働奉仕で、男は舟で資材を運び、女・子供は浜から背負子で煉瓦を担ぎ上げたという。
江袋教会。明治15年(1882年)にオーギュスト・ブレル神父の指導の下、川原久米吉棟梁が建てた教会で、長崎県指定文化財。平成19年(2007年)2月17日に漏電が原因で骨組みを残して焼失、平成22年(2010年)3月に復元された。外観は、素っ気ない木造平屋の建物ですが、内部はヴォールト天井(こうもり天井)です。
旧大北海底電信中継所(明治4年築)。そろばんドックよりさらに4kmほど先にある、半分がコンニャク煉瓦で半分が天草石による不思議な建物です。まだ残っているか心配だったのですが、ちゃんと現存していました。
旧小菅修船所巻上げ機小屋(明治元年築)。「そろばんドック」の名で知られる古い造船所の機械室です。現存する日本最古の煉瓦造の建物で、「こんにゃく煉瓦」と呼ばれる、現在のJIS規格の煉瓦よりも薄い煉瓦で造られています。長崎市内の観光地からはちょっと離れた位置にあり、今回初めて訪れることができました。
三菱重工業長崎造船所史料館か? ここの史料館へは何度か見学を打診しているのですが、土日や祝日が休館のため、未だ希望を果たすことができません。史料館門と表示がありますので、造船所の外から見えるこの煉瓦造の大きな建物が史料館かとも思いますが、何だか違うような気もします。一度、造船所内へ入ってみたいものです。
三菱重工業長崎造船所の事務所棟。占勝閣を望む高台から見えた、階段室の塔屋にアールデコの飾りの付いたRC造の建物です。ドックに貼り付くように建っています。
占勝閣(明治37年築)。三菱重工業長崎造船所の迎賓館です。これまで、造船所に幾度か問い合わせをしましたが、非公開との回答で、見に行くことを諦めていました。しかし、今年WEBでビューポイントがあるということを知り、造船所付近を歩き回って、やっとドック対岸の高台から見ることができました。
幸橋(元禄15年築)。国の重要文化財に指定されています。