旧呉海軍下士卒集会所講堂・桜松館(昭和4年築)。
日本各地の近代建築探訪など
山陽文徳殿(昭和9年築)。爆心地から約1.8kmにあるRC造の建物です。敷地は夏草に覆われたままで、建物は使われていない様子です。
旧広島測候所(昭和9年築)。爆心地から約3.6kmの地点の小高い丘の上にあるRC造のアールデコの建物で、被爆時には広島地方気象台でした。原爆の爆風などで窓ガラスは割れ窓枠が歪んだりしましたが建物は無事で、被爆直後以降も気象観測が続けられました。現在は、広島市江波山気象館として公開されています。
可部の町の中央で、街道がクランク状になっている角にある礎石。「可部貯蓄銀行」とあります。近所の方にうかがうと、火の見櫓の基礎とのことでした。クランクの奥には、かつては郡役所があったそうです。
シゲタ写真舘。JR可部線の終点である可部駅から約1kmほど北に進むと、街道沿いの可部の町が広がります。残念ながら、道路の拡幅工事で町の古い建物の多くが失われてしまいましたが、この写真館は曳家で保存されたとのことです。
広島電鉄千田町変電所旧発電棟(大正元年築)。旧ボイラー棟と並んで建っています。入口部分の装飾が見どころです。
広島電鉄千田町変電所旧ボイラー棟(大正元年築)。爆心地から1.9kmでしたが、倒壊を免れました。現在も現役の頼もしい建物です。
旧広島文理科大学(昭和6年築)。爆心地より1.4kmの地点。現在、敷地は公園となっていますが、建物の今後は未定とのこと。何とか有効に利用して欲しいものです。
たまたま数日前に知ったのですが、今月、民事再生法の申請をした株式会社アーバンコーポレーションが、この広島大学本部跡地の再開発事業を受注しており、再開発計画は白紙に戻るともいわれています。
広島大学本部跡地の再開発計画
http://www.urban.co.jp/news_contents.html?id=725