日本各地の近代建築探訪など
先日、小樽へ行った折、小樽市総合博物館で「小樽なつかし写真帖」を見かけました。小樽市総合博物館監修、小樽なつかし写真帖編集委員会編集、どうしん小樽販売所会(三日会)販売、有限会社ウィルダネス制作、北海道新聞社小樽支社発行で、1,500円(税込)です。博物館が市民から集めた、古い写真による写真集です。
1月10日に初版が発行され、直ちに品切れとなって増刷が決定したとか。当然、小生も買えず、道新小樽支社に行って代金+送料を預けて予約してきました。今月末には届く予定です。初版が1,000部だったとのことですが、これでは到底足りませんよね。増刷分も、すぐに品切れになってしまいそうです。
書店では販売せず、小樽市総合博物館と、道新小樽支社および販売所で販売とのこと。お問い合わせは、北海道新聞社小樽支社(電話:0134-23-3171)へ。
今月、北海道新聞社より『道東の建築探訪』が発行されました。
このシリーズが全6巻だったとは知りませんでしたが(笑)、今回の道東編で完結とのことです。
思えば、1995年に『小樽の建築探訪』が出、その後1997年に『函館の建築探訪』、1999年に『札幌の建築探訪』と続きました。これで終わりか、あるいは旭川か帯広あたりか(でも、1冊にするには物件が少ないかナ~)と思っていたところ、2000年に『旭川と道北の建築探訪』が出版されました。これで、都市以外の場所の建物もフォローすることがわかり、次は道南、道東もあるだろうと期待しておりました。その後、少し時間がかかりましたが、期待通りに2004年に『道南・道央の建築探訪』が発行され、そして今年2007年に『道東の建築探訪』が発行されたのです。
時間がかかってしまったために、発行までの間にも解体されてしまった建物も多く、本当に残念でなりません。しかし、こうして道新(北海道新聞社のこと)のおかげで、北海道の全地域をカバーする素晴らしい写真集が6巻も発行されました。記録としても、探訪者や観光客などの実用としても、とても貴重な資料です。そして、北大の角幸博先生をはじめとする執筆陣の方々に、お礼を申し上げます。素晴らしい本を、ありがとうございました。
他の都府県でも、こうした本が続々と出版されることを期待したいと思います。商売になりますよ(笑)。地元新聞社の方々、どうぞ、よろしくお願いいたします。小生も、全力を挙げてご協力いたしますので。
来年1月下旬、「日本の近代化遺産」のDVDが発売されます。
BSフジで放送されたシリーズで、現在、第7巻までが発売されていますが、いよいよ来年1月下旬に、第8巻~第10巻が発売されます。
第8巻 開拓者魂の証し 北海道の近代化遺
第9巻 維新政府・北国への挑戦 東北・北陸の近代化遺産
第10巻 モノづくりニッポンの礎 中部・東海の近代化遺産
いずれも、楽しみな地域です。今から、発売が待ち遠しい!!
ちなみに、これまでのラインナップは、下記の通りです。
第1巻 絹から始まった産業革命 北関東の近代化遺産
第2巻 鉄は国家なり 九州の近代化遺産
第3巻 帝都誕生 東京の近代化遺産
第4巻 古都の文明開化 京都の近代化遺産
第5巻 大いなる商都・民(みん)の力 大阪の近代化遺産
第6巻 海をめぐる先人の軌跡 瀬戸内の近代化遺産
第7巻 港が築いた日本の国際化 横浜・横須賀の近代化遺産
今月、彰国社という建築系の出版社より、『日本のモダニズム建築』が発行されました。
欲しいと思い、値段を見ると、価格178,500円。桁を間違えているのではないかと、あちこち調べてみましたが、間違いなく17万8,500円。今年の8月末までは、特価で160,000円とのことですが、それにしても高すぎやしないか? DVD4枚付、576頁ではありますが、ちょっとやそっとでは、手が出せない。どなたがお求めになるのやら。
お求めになった方、研究室や図書館でご覧になった方、ぜひお知らせください。ぜひとも、ひと目拝みたいものと思います。
t-catfoxさんも、一桁違うのではないかと迷われたそうで……。