小道さんのコメントの通り、何故か帯広には、洋館を使ったおそば屋さんが多く見受けられます。元々、おそば屋さんだったのではなく、用途転用なのだと思いますが、面白い傾向です。
日本各地の近代建築探訪など
小道さんのコメントの通り、何故か帯広には、洋館を使ったおそば屋さんが多く見受けられます。元々、おそば屋さんだったのではなく、用途転用なのだと思いますが、面白い傾向です。
御殿場の隣町の小山町にある、豊門会館。その敷地内には、和館、洋館などがあり、この度、登録文化財に登録されました。
写真は、同じ敷地内にある旧豊門青年学校の建物。いかにも、といった洋館です。
来る11月12日(土)、13日(日)に、登録文化財登録記念の一般公開が行なわれます。13日には、神奈川大の西和夫先生や、日大名誉教授の山口廣先生の講演会も開催されます。
帯広には、面白い建物が沢山残っています。数年前には、もっと沢山の建物が残っていたのですが、それでも、まだ残っているほうです。
この建物は、地元の商社の本社事務所。辰野式と書きましたが、辰野金吾の設計ではありません。しかし、どう見ても、東京駅の亜流ですよね。近年まで、入口のシャッターに社名が書かれていたのですが、今回行くと消されていました。悲しいニュースにつながることでないことを祈ります。
10月22日、いよいよ文京ぶるさと歴史館で、特別展「近代建築の好奇心 武田五一の軌跡」が開幕しました。
オープニングに参加してきましたが、武田五一のお孫さんや、親戚の方、旧福山藩の殿様の末裔の方など、沢山のお客様がお見えになり、興味深いお話をうかがうことができました。
展示室は狭いのですが、ぎっしり詰め込んで盛り沢山です。
会期は12月4日まで。ぜひ、お運びください。
網走駅裏の丘の上にある、旧北見教育会網走博物館。現在、網走郷土博物館として現役の建物です。
設計者田上義也は、ライトに学び、道内で活躍したモダニズムの建築家。先月北海道へ行った際、『田上義也と札幌モダン』という本を見つけました。建物の実現のためには、交遊関係が重要であることがわかります。
小生などの世代の者にとって、北見と聞くと「薄荷」と反応してしまうのではないでしょうか。薄荷の生産量世界一という時代がありました。北見は、道東地区の大都市でした。
この写真は、駅近くで見つけた洋館で、隣には日通の事務所があります。古物商の店舗となっています。
旭川と網走の間に、遠軽という町があります。旭川から網走へ行く列車は、遠軽駅で進行方向が変わるスイッチバックの駅です。かつては、紋別や浜頓別などオホーツク海沿岸の町へ、鉄道が通っていました。
この建物は、遠軽駅のそばにある医院の建物です。残念なことに、窓がアルミサッシに替えられており、入口も塗り込められてしまっています。
函館の旧丸井今井百貨店です。
いつも元町の市電通り側からしか見ることがありませんでしたが、今回、別の通りからふと前を見ると、素敵な塔屋が見えました。上海の摩天楼のようです(行ったことはありませんが)。元町から、丸井今井百貨店が撤退して後、市役所の水道局として利用されていましたが、それも別の建物に移り、現在は空き家です。
今週、北海道へ行っておりました。
旭川で、いつも気にしているのがこの建物。合同酒精の工場なのですが、何と、煉瓦造の5階建です。
煉瓦造は地震に弱く、関東大震災のときに浅草の十二階が倒壊した(本当は一部崩れて危ないので解体した)という写真をよく目にしますので、この煉瓦造5階建が倒壊してしまうのではないかと、いつも心配しております。
合同酒精は、浅草のデンキブランや牛久シャトーの蜂ブドウ酒(いずれも旧神谷酒造)などでも有名な会社。この5階建のまわりにも、煉瓦造の工場が建ち並んでいます。
日本で鉄道が開通した10月14日の「鉄道記念日」にあわせ、数年前より「鉄道の日記念きっぷ」が発売されています。「青春18きっぷ」と同じように、JR全線乗り放題のきっぷですが、期間が短く、1日あたりの料金が少し高いのが難です。
さて、今年のポスターは、全国のJRの古い駅舎24か所の写真です。画像が悪いのですが、ご容赦を。