このお盆休みに、約半年ぶりに、愛媛県の道後温泉へ行ってきました。
ここ数年、温泉をめぐるさまざまな問題が表面化し、道後温泉でも温泉に塩素を入れることが決まり、議論が沸騰しておりました。それが、いよいよ今年より実施されたのですが……。
専門的な議論は素人にはわかりませんが、明らかに泉質が変わっていることが実感できます。泉質が妙にサラサラなのです。以前は、石鹸を洗い流しても、石鹸の成分と温泉の成分によるのでしょう、ヌルヌル感が残るような状態だったのですが、今回は、全くそのようなことがありません。まるで、銭湯のような感覚です。
塩素を加えても大して温泉成分に変化はない、という分析結果が貼り出してありましたが、塩素臭がするとかいう点以外にも、明らかな違いがあります。
道後温泉本館の入泉料も値上げされておりました。本館近くの椿の湯は、旧来通り値段据え置きです。同じ源泉ですから、温泉に入るのなら、椿の湯のほうが、空いていて良いです。
道後温泉の塩素の投入は、今後、もっと問題となることでしょう。
ネットで検索してみると、「塩素殺菌による温泉水の変化」という、日本温泉総合研究所の報告もありました。
写真は、2001年12月に撮影した、道後温泉本館です。