以前にも書きましたが、細々と「ロータリー交差点」の情報収集を行なっております。
>国土交通省のHPによれば、日本では「1934年に日本で初めて東京都の和田倉門交差点に設置されて以来、1941年までに43交差点が整備されました」とあります。
>http://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_06_07.html
この戦前の43交差点がどこかが、興味の中心です。おそらく、このロータリーは国道に設置されたものと思われます。
最近、2カ所ほど、戦前の旧ロータリーであろうと思われる交差点に出会いました。
・桐生市「錦町ロータリー」
検索してみると、このロータリーには、かつて中央に噴水があったとか。
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・岡山市「柳川ロータリー」
ロータリーではなかったという記載もありますが、周囲の建物はどうも戦前ではないかと思われます。
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この他、岡山市内には次のような旧ロータリーかと思われる怪しい交差点があります。ただ、戦後に整備したような気配もあって、確信は持てません。
山本 芳明 Eメール 2010年11月06日(土)21時04分 編集・削除
岡山市のロータリーについては、戦災復興土地区画整理事業により戦後整備されたことはわかっていましたが、もとから中央島のない直進式であったかどうかが疑問でした。路面電車が通っているのに中央島があったのだろうか、電車が迂回していたのか、それともあとで中央島を撤去したのか?昨年岡山市の資料室で、昭和34年頃の航空写真を見せてもらいましたが、建設当時から路面電車が直進していました。すなわち、このロータリー交差点は、外側形状はロータリーだけど、自動車交通処理は通常と同じだとわかりました。ロータリー交差点については、http://uub.jp/nam/rotary.htmlに全国の情報があります。当方では、道路歴史遺産といえるようなロータリー、副道、公園道路、四つ角広場等について研究を始めたところです。